世界で求められるのは「関係的なパワー」

昨日の衆議院選の結果を受けて、今後の日本の行く末を案じるには、途方もない労力と忍耐力を要すると感じた諸兄も多いことと思います。

こうした政治の世界は門外漢ですので一言を述べるに値しないのですが、最近は企業ガバナンスの問題から組織の在り方を考える機会を多くいただくことから、こんな論文をご紹介したいと思います。

「人との関りから生み出され、変化する組織ルーチンープロセス哲学の視点から」(2024,曾澤綾子)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/amr/23/5/23_0240327a/_article/-char/ja/

哲学ではなく、経営学の内容ですので、比較的読みやすいと思います。

キーワードは、「関係的なパワー」

人を上下で区別するのは本来ではありませんが、あえて言えば、上の人は特にパワーを誤解してほしくないですね。

関係的なパワーが飛び交う、社会・企業・組織になっていただきたいものです。

この中の一部を紹介します。キング牧師の言葉です。

私は暴力にうんざりしている。
私達を刑務所に入れても私達はあなたを愛する。苦しむことによって、いつの日か私達は自由を得る。
自分自身のために自由を勝ち取るだけでなく、あなたの心と良心に訴えかけることで二つの勝利を得る。
(King, 1983)

言葉が深いですね。