ChatGPTの正しい使い方?!

最近話題のChatGPTですが、OpenAI社の他にも開発を加速しているようで、とても楽しみです。

皆さまはもう使われましたか?どんな使い方をされていますか?

さて、今回はそのCHatGPTの使い方について、少しコメントさせていただきます。

ChatGPTにはいくつか問題点があるようですが、ここでは「人の仕事を奪う」という指摘について考えます。
このChatGPTはほんとに便利ですので、皆さんは現在の自分の仕事を楽にする方向で使っていると思います。「簡潔な文章でまとめたい」「アイデアを列挙してほしい」「注意点などのアドバイスがほしい」などなど。
こうして、現在の仕事を楽にするために使えば使うほど、自分の仕事を奪う方向に進んでいる事に気付くべきだと思います。しかし、これは仕事の効率を高めていますので、決して悪いことではありません。問題はChatGPTの使い方の思考がそこで終わってしまっていることです。その先で、効率化により創出した余剰を何に使うか、を考えることが大切だと思います。
企業経営の視点で言うと、ChatGPTを原価低減に使い、業務効率を高めることが利益につながればいいのですが、創出余剰が労働時間の一部に充てられるままですと、従業員の残業削減や最悪は人員削減で終わってしまいます。まさに人の仕事を奪う、という状況ですね。
企業利益=売上高-売上原価ですので、企業利益を高めるためには、ChatGPTによる創出余剰を売上高向上に使えばいいのです。現在の仕事の効率化ではなく、新しい仕事を作って売上高向上につなげる、という考え方です。

では、どうやって??

私見になりますが、「ChatGPTで何ができるか」という方向で考えると、つい現在の仕事がベースになってしまい、先のような業務効率化の方策につながってしまうと思います。そこで私は「ChatGPTしかできないこと」は何なのか考えると良いと思っています。聖徳太子は一度に10人と会話したと聞いていますが、ChatGPTなら一度に10か国語で会話することができそうです。また、ChatGPTは睡眠も食事もいりませんので、24時間文章を書き続け超大作の小説をすごいスピードで作るとか。・・・これらの中から、自社の強みを活かせる新しい仕事を考案し、売上高向上につなげられるといいのかなと。

以上、何かのご参考になれば幸いです。

岩井サトシ
https://www.iwaiconsulting.com